2020年の米大統領選挙の民主党候補者の1人であるアンドリュー・ヤン氏は、14日のブログで、米国の仮想通貨業界は規制が不十分なために詐欺が横行していると規制の必要性を指摘した。

「規制に先んじている国々が、この新しい市場をリードしており、我々は追いつく必要がある」

ヤン氏は仮想通貨やデジタルアセットはすでに多くの経済活動の一部になっているとの認識を示し、米政府の対応が遅れていると主張。

「仮想通貨を規制するためお国家的な枠組みは、いくつかの連邦政府機関の対立により生まれてこなかった」

ヤン氏はこうした背景から、トークンや証券の定義、税制面など、仮想通貨市場の法律の制定を促進することを公約の一つとした。

今年8月、ブロックチェーン技術を投票に活用することを公約に掲げるなど、ヤン氏は米大統領選挙の候補者の中で仮想通貨・ブロックチェーンに融和的な人物として知られている。

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