カナダのアダルトサイト「ポルノハブ」で、仮想通貨決済サービスのプーマペイ(PumaPay)が適用された。両社は2018年8月に提携を発表していた。まだサービスが有効でない米国と日本向けにも現在取り組んでいるとしている。

アダルトサイトは、「ハイリスク」と判断され、決済処理事業者らから高く請求される場合がある。プーマペイは提携発表時、銀行への高い手数料などが発生する従来の決済システムの仕組みを変えることを目指すとしていた。

2年前、ポルノハブはバージ(Verge、XVG)と契約。ユーザーはポルノハブ・プレミアムなどの代金をXVGでの支払いが可能になっていた。しかし、仮想通貨による支払いの割合は購入額ベースで1%以下だと明かしていた。

プーマペイの「プルペイ・プロトコル」は、売り手側が消費者のアカウントから仮想通貨を「引っ張り出す」方式だ。同社のヨブ・ドロールCEOは、以下のように述べている。

「プルペイ・プロトコルでは、典型的なブロックチェーントランザクションの方法が変わる。資金を顧客が事業者に出すのはなく、プーマペイのプロトコルで事業者が顧客のウォレットから引き出すことができる仕組みだ」

同氏はまた、クレジットカード決済のように、手数料はユーザーではなく販売事業者側が負担するので、ユーザーはその心配がないと話す。

支払いに際しては、ユーザーは、プーマペイ(PMA)トークンが必要となる。PMAは、ヒットBTC、コインベネ、ビットトレックス、OKExなどの取引所で扱っている。モバイルアプリで、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ダッシュ、ERC20トークンなどからPMAに換金することができる。

また、次の四半期末までに、仮想通貨を使用しないユーザーもモバイルアプリで顧客確認ができ、クレジットカードでも仮想通貨を購入することができるようになるとしている。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン