ピープルセイ(Piplsay)が実施した新しい調査で、英国人の41%が仮想通貨へ投資するリスクと株式市場へ投資するリスクの量は同じであると考えていることが分かった。

18才以上の英国居住者6070人に対して行われたこの調査は、英国に住む成人が仮想通貨と株式市場を対等に見始めていることを示唆する。とは言え、回答者の45%は依然として、2つのうち仮想通貨の方がよりリスクが高いと考えている。

調査参加者の40%以上が仮想通貨を安全であると述べ、対して31%が安全ではないと回答した。一方で残りの27%の回答者は、デジタル資産の安全性に関してよく分からないと述べた。

回答者の約30%が、ハッキングや詐欺行為の可能性を仮想通貨に関する主な心配事として挙げ、一方で規制が検討されていることも、調査参加者の26%に懸念を引き起こした。驚くべきことに価格変動を問題にする人は少なく、この懸念を共有するのはわずか19%だった。

仮想通貨に対する関心が高まっているにもかかわらず、回答者の過半数はまだ仮想通貨と距離を置く可能性が高く、英国人の57%が投資したいとは考えていない。

ピープルセイの調査結果は、大部分の英国人が自分の仮想通貨リテラシーにあまり自信がないことを示しており、調査参加者の46%が仮想通貨をまったく理解していないと主張している。

「Z世代」およびミレニアル世代の約35%は自分が仮想通貨をよく理解していると考えており、39%がデジタル資産を安全であると述べた。Z世代の37%およびミレニアル世代の27%が、今年仮想通貨に投資する計画を持つ。対照的に、「X世代」で仮想通貨を理解していると考えている人はわずか29%で、安全と考えているのも22%にすぎない。今年投資することを計画しているのは約27%だった。

回答者は仮想通貨投機に対しては関心がないにもかかわらず、46%がアップル、アマゾンなどの大手ブランドが仮想通貨での支払いを受け入れるべきであるとの考えを述べており、決済手段としての仮想通貨の需要が高まっていることを示している。

若者による仮想通貨の採用は目新しいことではなく、インディペンデント・リザーブ の調査によれば、オーストラリアの若年成人の約20%が20年中にすでに仮想通貨を所有していたことが分かった。