史上最大の仮想通貨出資金詐欺と言われるプラストークンの資金が再び動き出した。79万ETH(200億円)近くがプラストークン関連のウォレットから移動。昨年の12月以来初めてとなる資金移動とみられる。ホエールアラートが24日に指摘した

中国発のプロジェクトであるプラストークンは、弱気相場の中でも複数の仮想通貨間で裁定取引を行うことなどで毎月8%~16%の投資収益率(ROI)が見込めると約束していた。ビットコイン、イーサ、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ドージコイン、ダッシュ、プラスコインが預けられたという。

サイファートレースはプラストークンについて「典型的なピラミッドスキーム」と指摘。最大29億ドル(約3000億円)という過去最大の損失が出た可能性があると伝えていた。

プラストークンによる資金移動は昨年から相場の重しとなっている。

ブロックチェーン分析企業のチェイナリシスは昨年末、「プラストークン詐欺が仮想通貨ビットコイン下落要因の可能性」というレポートを発表した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン