金(ゴールド)マニアでビットコイン懐疑派として知られる経済評論家ピーター・シフ氏によると、仮想通貨ビットコイン(BTC)における今週の強気相場は、中国の経済的な変動自体ではなく、それに乗じようともくろむ投機家が原因だという。

CNBCはビットコイン派?シフ氏が批判

シフ氏は8月5日、中国経済に影響を与えている(米中貿易戦争や香港における緊張の高まりなどの)政治的な出来事は、BTCに対する新たな関心を引き起こしていないとツイートした。

「中国人は、安全な避難場所としてBTCを購入してはいない。中国人が避難場所としてBTCを選ぶことに賭けて、投機家が買っている」

既報の通り、BTCは過去24時間にわたって高騰しており、多くの評論家は主な要因として中国元の下落に注目しているようだ。

一方シフ氏によると、これら出来事は、市場を圧迫し価格変動の大きさを示すボラティリティを高める新たな手段を、投機的トレーダーに提供しただけだという。

またシフ氏は、ニュース専門放送局CNBCへの非難として「CNBCは、BTCを購入するよう視聴者を全力でだまそうとしている。金(ゴールド)は非常に大きな市場であるにもかかわらず、CNBCはBTCに多くの時間を割いている」とツイートした。

(出典: ピーター・シフ氏ツイッターアカウント

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版