ビットコイン否定派で金(ゴールド)マニアのピーター・シフ氏は、ビットコインだけが年末のラリーに参加できていないと指摘した。
「ビットコインは、ビットコインの真の価値は他の資産と相関関係がないという人々を失望させていない。ビットコインを除く世界の全ての資産クラスは年末にかけて上昇している。ビットコインに何の価値があるのかは分からないが、少なくともビットコインは何かの期待には答えている!」
シフ氏が指摘するように、米国株式市場は年末にかけて好調。26日には、ダウ平均株価、S&P500、ナスダックの3つの主要株価指数が過去最高値をつけた。米国株は年末にかけて上昇する傾向があることは長年知られている。
CNBCによると、この現象は「サンタクロース・ラリー」と呼ばれ、株価は1年間の最後の5日間に上昇する傾向がある。
今年の夏ころまで米中貿易戦争激化の文脈でビットコインが安全資産であるという説が流行した。ただ、夏以降にはS&P500と連動しておりリスク資産であるという説が浮上。仮想通貨市場はどちらのマクロストーリーで動くのか意見が分かれている。
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン