ビットコイン懐疑派で金(ゴールド)支持者として知られるピーター・シフ氏の息子、スペンサー・シフ氏はどうやら、父親とは違う道を歩み始めたようだ。ピーター・シフ氏の11日のツイートによると、スペンサー氏はポートフォリオのすべてをビットコインに費やしていることがわかった。
「息子はビットコインが5万ドル以下の時にポートフォリオのすべてをビットコインに入れたようだ。」
My son @SpencerKSchiff went all in on #Bitcoin on the last drop below $50k. 100% of his portfolio is now in Bitcoin. He sold the last of his #silver stocks to raise the cash. If my own son is this brainwashed imagine how vulnerable most kids are. He's HODLing to infinity or bust.
— Peter Schiff (@PeterSchiff) March 10, 2021
さらにシフ氏の息子は保有していた銀をすべて現金化したという。シフ氏は息子の投資戦略に懸念を示し、次のように述べている。
「息子がこんなにも洗脳されているなら、いかに多くの子どもたちが影響を受けているかがわかるだろう。彼は永久に保有するか破産するかだ」
仮想通貨コミュニティはスペンサー氏の決定を広く肯定的に受け止めている。多くの人がビットコインへの投資によって、父親よりも息子の方が資産家になると確信しているようだ。
モルガン・クリークデジタルのアンソニー・ポンプリアーノ氏はシフ氏のツイートに「少なくともあなたの家族のだれかは資産を増やすだろうね」と、ビットコインを否定するシフ氏を皮肉った。これに対し、シフ氏は「私は息子を相続人から外す必要がある。そうしないと彼は私が得た資産をさらにビットコインに浪費するかもしれない」とコメントした。
すべての資産をビットコインに投資するという息子の決断をシフ氏は批判しているが、こうした息子の行動は父親の活動にも影響を与えているようだ。シフ氏は最近、定期的にビットコインについてツイートしているほか、2020年に息子の誕生日にツイッターで、「ビットコインをプレゼントしたらどうか」とつぶやいたこともある。
ビットコイン否定派であるシフ氏は2019年当時、ビットコインが5万ドルを超えることはないと主張。その後2021年2月には57000ドルに到達した際には10万ドルを突破することは「否定できない」と態度を軟化させている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン