著名テクニカルアナリストのビーター・ブラント氏は、最新の分析の中でビットコインがパラボリック(放物線を描く上昇)の初期段階にあると語った。

最新のレポ―トの中でブラント氏は、ビットコインが2013年から始める長期の強気チャンネル内に留まっていると主張する。

出典:Peter Brandt's Crypto Update

さらにブラント氏は6月に付けた高値から続く弱気チャンネルを抜ける形になっていると指摘する。12月に7000ドルを下抜けて、6000ドル台まで下落した際にビットコインが底を付けた可能性がある。

出典:Peter Brandt's Crypto Update

その上でブラント氏は、短気的な上昇局面では1万400ドル近辺がレジスタンスになると予想している。

ブラント氏はかねてから、ビットコインが長期的には10万ドルに向かっているという見解を示している。12月の分析では5000ドルまで下落した後に上昇する「弱気シナリオ」と、弱気チャネルが底を形成して新たなパラボリックを始める「強気シナリオ」の2つのシナリオを予想していた。

今回の最新の分析では「強気シナリオ」に基づいた新たなパラボリックが始まった可能性の方に傾いているようだ。

足元では小幅な値動き

ビットコインをはじめとする仮想通貨は2月1日は小幅な値動きとなっている。ビットコインはほぼ9360ドル近辺で取引されている。過去24時間比では1%未満の変化となっている。

イーサ(ETH)やXRPといった主要アルトコインについても、それぞれ0.7%下落、0.8%下落となっている。

出典:Coin360 18時15分時点

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