ペイパルの最初のミッションは仮想通貨の創設だった?共同創業者が後悔を語る

米決済サービス大手ペイパルの共同創業者ルーク・ノゼック氏は、当初、仮想通貨のように銀行や政府から独立したデジタル通貨を作ろうとしていたと発言した。31日にBloxlive.Tvに投稿されたビデオから明らかになった。

先週スイスで行われたダボス会議(世界経済フォーラム)のパネルで、ノゼック氏は、ペイパルや中国のウィーチャットと仮想通貨、どちらがオンライン決済に関する問題を解決するかという質問に対して、次のように答えた。

「多くの人々は知らないが、ペイパルの最初のミッションは、通貨の価値を下げる腐敗した銀行カルテルや政府から独立した世界的な通貨を作ることだった」

その上でノゼック氏によると、ペイパルは最初のゴールは達成されることはなく中央集権化が進み、ビザやマスターカード、SWIFTなど金融機関との関係が近すぎるようになってしまったという。

ノゼック氏は、現在、民間宇宙企業SpaceXの幹部で、創業者のイーロン・マスク氏とも近い関係だ。ノゼック氏は、マスク氏と一緒に分散型の仮想通貨のコンセプトに近い何かを開発する時間が十分になかったことを後悔していると話した。

またノゼック氏は、ビットコインとイーサリアムの開発者が自らのエコシステム形成に時間をかけて、未成熟のまま普及を推し進めていない点を評価。ペイパルのときのように投資家の圧力に屈さないように望むと付け加えた。

ペイパルは、アクティブユーザー数が2億54000万人を超える米国の決済サービス大手。昨年12月には従業員向けにブロックチェーン基盤の報酬システムを立ち上げた。