世界最大のP2Pビットコイン・マーケットプレイスの1つであるパックスフル(Paxful)とコロンビアのメデジン拠点のブロックチェーン開発企業コインロジック(CoinLogiq)は、仮想通貨ATMをコロンビアとペルーに導入に向けて協力する。9月5日にコインテレグラフにプレスリリースを共有した。
パックスフルはプレスリリースの中で、コロンビアに20台、その後ペルーに25台のATMを導入予定で、コロンビアではボゴタやメデジンなどの主要都市に設置予定だとしている。
両社は、同地域の人々が、オンライン取引やギフトカード、現金、クレジットカード、デビットカードなど、さまざまな方法でビットコインを購入するこができるようにするとしている。
コロンビアの人々は仮想通貨採用に意欲的で、同国の中央銀行のリプブリカ銀行も、分散型台帳技術のイニシアチブに参画し、仮想通貨ユーザーの成長率にセキュリティや安定性の面で貢献している。
パックスフルの共同創設者でCEOのレイ・ユーセフ氏は、コインロジックとの連携に関して以下のように述べた。
「ラテンアメリカには、コインロジックの真のヒーローがいる。彼らは実際の使用事例を心から気にかけ、注力している。このことがビットコインをリアルにし、人々の日々の生活の一部となる。我々は彼らと協力することを誇りに思う」
コインロジックのドゥワイン・ゴールデンSr.氏は、パックスフルと協力することで他のグローバルリーダーらとの関係も後押しすると期待し、以下のようにも述べた。
「私は、一般への普及は、このパックスフルとコインロジックの協力の結果として存在するシナジー効果なしにはありえないと改めて考える」
コインテレグラフが8月に報じたパックスフルの調査によると、コロンビア人の86.5%が仮想通貨になじみがあり、80%がデジタル資産への投資に前向きだった。また、86%近くが同国で仮想通貨に限定した規制が必要だと答えていた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版