ビットコイン(BTC)創設者サトシ・ナカモトが保有する110万BTCを特定した研究者セルジオ・デミアン・ラーナー氏は、サトシは利他的でありコインを投げ売りすることは一生ないだろうという結論づけた。米国のSNSレディット上で行われたAMA(なんでも聞いて)セッションで発言した

ビットコインのセカンドレイヤープロトコルRSKの開発者としても知られるラーナー氏は、「パトシ・パターン(The Patoshi pattern)」を発見。わずかに異なるマイニングのアルゴリズムを使って110万BTCをマイニングしたマイナーをつきとめた。

多くの人がそのマイナーこそサトシ・ナカモトだと信じている。

ラーナー氏は、サトシを邪魔しないためにも「深追いはやめた」と述べた。

「もうこの件についてこれ以上深追いはしたくない。ビットコインの透明性の証明に十分に貢献したと思っている。これ以上はサトシのプライバシーの領域に入るかもしれない」

サトシは利他主義者?

同氏によると、ビットコイン創設者は、ビットコイン同様にフェアな精神の持ち主だ。

「サトシがパトシだとすると、サトシのコインの歴史をみれば、サトシがコインを使う気がないのが分かる。ビットコイン誕生にとってこれ以上にフェアで利他的な方法はないだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン