米電子商取引オーバーストック・ドット・コムは14日、2019年の前半中に同社のサイトで仮想通貨ウォレットであるビツィー(Bitsy)でビットコインの売買ができるようにする計画を明らかにした。オーバーストックは、2014年にビットコイン決済を導入させた先駆け的な存在で、ネット通販におけるビットコインエコシステムの拡大に向け前進しているようだ。

オーバーストックのパトリック・バーンCEOは、プレスリリースで次のように述べた。

「ビツィー(Bitsy)は、仮想通貨ウォレットに新たな進化をもたらす。ビットコインが絶えず約束してきた自由を利用者にもたらすだろう。ビツィー(Bitsy)とオーバストックを統合することで、小売のサイトから直接ビットコインの販売ができるようになる

利用者は、取引所や第3者のカストディアン(資産管理者)を通してではなく、自分でビットコインの現物を所有することも可能だという。

フォーブスによると、今年までベータ版でテストを行い、来年の前半のサービス開始を目指す。ビツィー(Bitsy)は、オーバーストックのブロックチェーン投資を担う子会社メディチ・ベンチャーズのポートフォリオ企業