チェイナリシスによると、強気相場が続く中で、4億以上の仮想通貨ウォレットがゼロ以上の残高を記録している。現在の上昇相場は、特にドル連動のステーブルコインを取引する機関投資家や個人ユーザーを仮想通貨市場に引き寄せているという。
12月5日のレポートによれば、ゼロ以上の残高を持つウォレットの増加は、ウォレットアドレスがブロックチェーンを利用する人数を必ずしも示さないにもかかわらず、仮想通貨の採用が着実に増加していることを示している。
「我々は認識と利用の両面で大きな変化を経験していることは明らかだ」とチェイナリシスのチームは書いている。チェイナリシスの研究者たちは、今回の市場サイクルでの採用の増加は、デジタル経済と伝統的な金融機関が上場投資信託(ETF)や関連製品を通じてこの分野に参入することによって特徴づけられるとした。
Number of wallets with a non-zero balance. Source: Chainalysis
ステーブルコインが中心
チェイナリシスのレポートは、オンチェーン取引におけるステーブルコインの優位性を強調している。レポートによれば、2024年の初めから全オンチェーン取引の50%から75%をステーブルコインが占めている。
ステーブルコインは通常、仮想通貨市場への入り口と出口と考えられている。ただチェイナリシスの以前の報告では、ステーブルコインが新興経済国の間で価値の保存手段として成長していると指摘していた。ベネズエラやラテンアメリカの多くの地域では、米ドルのステーブルコインが送金や通貨にアクセスできない、または厳しい資本規制がある地域での流動性へのアクセス手段として利用されている。
Stablecoin share of transaction volume in 2024. Source: Chainalysis
ステーブルコインの有用性は、米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー総裁によっても言及された。ウォラー氏は10月18日の講演で、ステーブルコインがクロスボーダー決済のコストを削減することで既存の金融システムに利益をもたらす可能性があると語った。
さらにパクソスのチャールズ・カスカリラCEOは10月29日に米国議員に宛てた書簡で、ステーブルコインがドルの未来に不可欠であり、デジタル経済におけるドルの関連性を維持する方法であると主張した。
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