香港の仮想通貨取引所OSLを運営するBCテクノロジーグループは、仮想通貨企業BGXからの多額の投資を発表した。
11月14日の発表によれば、BCテクノロジーはBGXとのパートナーシップを結び、約7億1000万香港ドル(約136億円)の投資でBCテクノロジーの株式を引き受けることに合意した。
この戦略的投資は、特定の権限に基づく新株の引き受けが含まれ、株主の承認が必要であると発表では書かれている。
両社によれば、この投資は、デジタル資産のセキュリティ、コンプライアンス、技術革新における新しいスタンダードを確立するOSLの取り組みの証であるという。OSLは2023年に香港の仮想通貨ライセンスを取得した最初の暗号取引所の1つだ。
BGXとの提携のニュースは、BCテクノロジーが香港証券取引所でのOSL株の取引を停止した翌日に出てきた。業界関係者によると、ビットゲットがOSLに買収もしくは投資したとの噂が流れているというビットゲットは11月13日に香港市場からの離脱を正式に発表している。
10月時点には、BCテクノロジーは、OSL取引所を約10億香港ドル(約192億円)で売却することを検討していたと報じられている。
共同発表で、BGXは自身を「機関投資家と個人投資家に仮想通貨への投資機会を提供する革新的なプラットフォームを目指す仮想通貨グループ」と説明している。
同社が設立された時期は不明だが、ウェイバックマシンによる2021年3月の最初の記録されたスナップショットでは、BGXは「ソフトバンク・インベストメントによって投資されたグローバルなデジタル通貨取引所」と紹介されている。

OSLは戦略的投資に関する詳細な情報を提供することを拒否した。BGXはコインテレグラフのコメント要求にすぐには応答しなかった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン