エンタープライズ向けのブロックチェーンプラットフォームを手がけるオントロジー(ONT)は、米ドルと1対1で連動するステーブルコイン、パクソス・スタンダード(PAX)を立ち上げる計画を発表した

新たなトークン(PAXO)は、オントロジーのブロックチェーン規格であるOEP-4を基盤に発行される。オントロジーのブロックチェーンと他のブロックチェーン間でのアトミックスワップ(取引所仲介なしの仮想通貨交換)を推進し、米ドルを使うビジネスをオントロジーのエコシステム上で行いやすくするという。

オントロジーは、パクソスが規制当局の認可を得た初めての米ドル連動型のステーブルコインであり、複数の取引所にサポートされている他、米ドルの準備金も連邦預金保険公社(FDIC)に登録された銀行に保管されていると指摘。このような点から、「全ての意味においてパクソスは安定したデジタル版のドルであり、常に米ドルと1対1で連動することが保証されないテザーとは大違いだ」と評価した。

CEOが同一人物のテザーとビットフィネックスは、先週、ニューヨーク州の司法長官によって、巨額損失の補填のためにテザーを使ったとして訴追された。ただテザー側は、「不正確だ」と反論している

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Ontology to Launch Regulated USD-Backed Stablecoin PAX on its Blockchain