世界最古のマイニングプールであるスラッシュプール(Slush Pool)は2日、ロイター通信が報じた2020年のビットコイン強気相場に関する見出しをブロックに入れた。

「Dollar plummets on U.S. stimulus hopes; Bitcoin hits all-time peak(米国の景気刺激策への期待でドルが急落、ビットコインは過去最高値に)」はブロック番号659678の一部となっている。

このニュースをツイッターで発表したスラッシュプールは、プールのマイナーたちが主流メディアの強気なビットコイン(BTC)の見出しを「不滅化」し、ビットコインブロックチェーン上で永遠に生き続けることを望んでいると述べた。

ロイター通信は12月1日、ビットコインが史上最高値を更新した一方で米ドル安が進んでいるという記事を掲載。記事の中で、コラムニストのガートルード・チェベスドレイファス氏は、米ドルの下落は、米国議会で議論されている第2の新型コロナウイルス救済法案のニュースと一致したと指摘している。

ビットコインのジェネシスブロックにも「Chancellor on brink of second bailout for banks(財務大臣の2度目の銀行救済間近)」という英タイムズ紙の2009年の見出しが含まれていることが知られている。この見出しを入れることで中央銀行を中心とした金融制度を批判し、ビットコインが生まれた意義を強調している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン