仮想通貨取引所OKExの最高戦略責任者(CSO)であるアリサ・シュー氏は、仮想通貨データ統合サイトのコインマーケットキャップ(CMC)が昨日新たに発表した仮想通貨取引所ランキングについて「恥を知れ」と批判した。

シュー氏は、5月15日に中国版Twitter『微博(ウェイボー)』で「公平性と正義が全てのランキングの基本」とし「CMCは死んだ。今夜、一緒に追悼しよう」と述べた。

CMCは、5月15日にウェブサイトへのトラフィック流入数を重視した仮想通貨ランキングを発表。先日CMCを買収したバイナンスが首位、コインベースプロとビットメックスが続けてトップ3入りした。

OKExは6位だ。

バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、「このランキングはウェブトラフィックを重視しすぎていて100%正確ではないが以前よりはマシだ」という見解を示していた。

シュー氏は、セキュリティこそ取引所の優先事項として評価されるべきと主張。顧客資産数十億ドル(数千億円)のカストディ(資産管理)サービスの充実やそれに伴う責任を考慮してランキングが作られるべきであり、流動性や取引の規模は二の次という見解を示した。

「モバイルネットの時代である2020年にウェブサイトのパラメータでランク付けするのは無知か恥知らずだ」

コインテレグラフはさらなる見解を求めてOKExとバイナンスに問い合わせているが、執筆時点で返答は得られていない。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン