米国の大手仮想通貨取引所OKCoin(OKコイン)は、現在の会長であるホン・ファン氏がCEOに就任すると発表した。

ファン氏はゴールドマンサックスの出身で、OKCoinの初期投資かの1人だ。同氏はコインテレグラフに対して、OKCoinの新CEOに加えて、親会社OKグループの最高執行責任者(COO)も引き続き務めると述べた。

一方、OKCoinのCEOであったティム・ビュン氏は、OKグループのグローバルな政府間関係の責任者に就任する。

OKCoin secures licensing and fiat onramps

ファン氏は、OKCoinが過去1年の大半を通じて、米国事業のライセンス確保と法定通貨対応を進めてきたと説明した。

「私たちは米国でのプレゼンス構築に成功し、FinCEN(金融犯罪ネットワーク)にMSB(金融事業者)として登録し、州ごとのライセンス取得に動いている」と、ファン氏は述べた。

ファン氏は、OKCoinは今後もライセンス面での取り組みを進めていく必要があると語り、米国での業務拡大を進めていく方針を示した。

2019年9月、OKCoinはアーカンソー州、アイオワ州、ユタ州など7つの州にサービスを拡大させている

「私たちは実際に、ビジネスの観点からも米国でのプレゼンスを拡大する段階にある」と、ファン氏は述べている。

CEOの交代は2020年3月31日に実施される。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン