仮想通貨取引所OKExの親会社 香港の上場企業の株式を60%超取得 取得額は約67億円 | 裏口上場が狙いか

仮想通貨取引所OKExとOKCoinの創業者であるスター・シュー氏は、香港証券取引所に上場している企業リープ・ホールディングス・グループ(Leap Holdings Group)の株式60.49%を取得した。リープ・ホールディングスが23日に発表した。

株式取得は1月14日に完了した。OKCoinの親会社であるOKCホールディングスが、リープHDの株式を取得した。リープHDはケイマン諸島に登記されている建設会社だ

OKCホールディングスは、リープHDの株式60.49%(32億株)を1株当たり0.15香港ドルで取得した。取得額は4億83,89万香港ドル(約67億円)にのぼる。投票権も同数であり、OKCホールディングスはリープHDを実質的に支配することになる。

創業者のシュー氏は、自身が100%所有するStarXuキャピタルとOKEMサービスカンパニーを通じ、OKCホールディングスの過半数の株式(52.32%)を所有している。

今回のOKCホールディングスによる上場企業買収は、新規株式公開(IPO)を迂回する形での裏口上場を狙ったものとみられる。いわゆるリバーステイクオーバーもしくは「逆さ合併」といわれるものだ。これにより、IPOに伴う時間を短縮したり、審査プロセスの一部を回避することができる。

韓国取引所ビッサムも検討

仮想通貨関連企業は近年、積極的にこの手法を使い、株式市場に進出しようとしている。

代表的なものは、仮想通貨商業銀行のギャラクシー・デジタルだ。仮想通貨強気派としても著名なマイク・ノボグラッツ氏が創業したギャラクシー・デジタルは昨年夏、カナダのTSXベンチャー取引所に上場していたブラッドマーファーシューティカルズ社と合併する形で上場を果たした。

また先週には、韓国の仮想通貨取引所ビッサムの親会社が、米国の企業と合併し、米国での株式上場を検討していることも明らかになった。昨年9月には仮想通貨取引所フォビが香港証券取引所に上場しているエレクトロイクスメーカー、桐成控股の株式66%を取得している

一方、仮想通貨企業のIPOは不透明な状況だ。マイニング企業のビットメインなどが香港でIPOを申請しているが、不透明な状況が続いている。現地メディアは、規制環境が流動的なことから、香港証券取引所の監督部門がビットメインのIPOに「消極的」とも伝えている

先週開催されたダボス会議で、香港証券取引所のリーCEOはビットメインのIPOについて「ビジネスの一貫性が重要となる」とコメント。あくまで一般原則と留意した上だが、ビットメインのビジネスモデルへの懸念をほのめかした。