仮想通貨の価格が70%近く下落したにもかかわらず、過去12カ月間に月次アクティブなWeb3開発者の総数が5.4%増加して23,300人を超えており、弱気市場はビルダーにとって良いという考え方は真実であるようだ。

Electric Capitalの1月16日のレポートによると、2021年12月から2022年12月の時期に、Githubコミットの76%に貢献した者に分類される「フルタイム」開発者も15.2%増加して7000人を超え、「ワンタイム」ビルダーは6.2%減少して3500人超になったとのことだ

仮想通貨の時価総額は2021年11月に2.9兆ドルの史上最高値(ATH)から長い下落を始めたにもかかわらず、月間アクティブな開発者は、メトリックが約26,500人の過去最高に達した後、2022年6月に減少し始めただけだ。

この減少は、2022年5月のテラ・エコシステムの壊滅的な崩壊後、開発者の活動が低下したことが一因だ。

Monthly active developer count over time compared to crypto’s market capitalization. Source: Electric Capital.

その後、6月から9月までの3ヶ月間、Web3開発者の週間アクティブ数は26%減少した。

しかし、2022年には61,127人のWeb3開発者が新たに業界に参入し、これは過去最高の記録であり、2021年から25.8%増加した。

実際、過去1年間にオープンソースの仮想通貨コードの最初の行をデプロイした新しいWeb3開発者は、2014年から2020年の間(101,054人)よりも多くなっていいる(109,723人)。

Monthly active developer count since Bitcoin was launched compared to when Ethereum and its smart contract functionalities were introduced. Source: Electric Capital.

イーサリアムは引き続き開発者のアクティビティを支配しており、フルタイムの開発者数を9%増の1,873人となっており、これは次に多い3つのエコシステムポルカドット(752人)、コスモス(511人)、ソラナ(383人)を合わせた数よりも多い数字となっている。

非イーサリアムチェーンの開発者数は追いついてきているが。コスモスとソラナのネットワークはそれぞれ34%と36%増加し、スタークネットは開発者数が214%増加し、2022年に堅調に推移した中規模エコシステムの1つである。

また、テラの崩壊後、テラ2.0に残った開発者はわずか28人(9%)であり、143人(42%)の開発者がTerraをやめ、他のエコシステムに移行したことが報告されている。旧テラの開発者の多くがコスモスに移行し、143人中42人と他のエコシステムの中で最多となりました。

The number of full-time developers from each ecosystem since their launch date. Source: Electric Capital.

エレクトリック・キャピタルは、一部のプロジェクトがクローズドソース化されているため、レポートに記載されているよりも多くのWeb3開発者がいるとも指摘している。