米大学で暗号学が人気 就職にも有利

仮想通貨の勢力が増している昨今、仮想通貨のみならず、それに関わる暗号技術も学べる大学を選ぶ若者が世界で急増している

ビットコインの価値が上昇するに伴い、学生らはこの新たな市場を意識し、関連科目を受講できる大学を選ぶ傾向が増えてきているのだ。

米スタンフォード大学コンピューターセキュリティ研究室の共同所長及び暗号学教授を務めるダン・ボネア(Dan Boneh)氏は、セキュリティと暗号学は同大学の科学部において、機械学習の次に人気のある科目であると明かした。

加えて、

これらの通貨の市場での価値に多くの人々が魅きつけられている。仮想通貨は暗号を教えるにあたっても素晴らしい方法だ。暗号学を専攻したいという学生も、以前に比べ急増した。

と述べた。

専攻科目の人気上昇は、デジタル通貨の成長に比例している。

15年、ボネア教授はビットコインと仮想通貨の講義を開始し、この科目を専攻した生徒は瞬く間に100人を超えた。さらにオンライン上で暗号学を教えるコーセラ(オンライン講座)への申し込みは100万人を超えたそうだ。

 

アメリカ中の大学で暗号学が人気

ピッツバーグのカーネギーメロン大・コンピューターサイエンス学部のヴィプル・ゴイヤル(Vipul Goyal)准教授は、暗号学の講義にボネア教授のオンラインテキストブックを使用、同大学で今年初めて受講が開始されるようになった。

主に博士課程を目指す20名程の学生が、ブロックチェーンと仮想通貨に特化した同クラスを受講している。

トレンドはこの二つの大学だけにとどまらない。カリフォルニア大学バークレー校では昨年仮想通貨クラスを設立、また15年にはマサチューセッツ工科大学のメディアラボでもデジタル通貨イニチアティブが始動した。

ビットコインやブロックチェーン技術の背後にある暗号学を専門とする人材の募集も急増している。学生たちがこぞって急成長するこの技術を学びたいと考えるのは極めて当然と言えるだろう。