米最大のニュース週刊誌であるニューズウィークは、ビットコインへのポジティブな記事を掲載した。ビットコインが新たな金本位制となるかを予想する内容だ。
6日掲載された記事では、JPモルガンの14万6000ドル予想を紹介。JPモルガンが「ミレニアル世代が伝統的なゴールドよりも『デジタルゴールド』を好むようになることを考慮すると、ゴールドとの競争が今後数年続くことは間違いない」とのコメントを紹介した。
ニューズウィークの記者であるスコット・リーブス氏はビットコインについて「長期的により価値のあるものになるかもしれない」と言及した。
ビットコインが最高値を更新し続けていることで、世界の大手メディアによる報道が続いている。
フィナンシャルタイムズは4日、1面左肩にビットコインが3万ドルを突破したことを報じた。もう従来の投資家もビットコインは無視できなくなっている。
こうした報道以外にも、ビットコインの上昇が続く要素がある。アクティブアドレスの急増や、企業や機関投資家からの関心の高まりによって投資家が殺到していることだ。
ポッドキャスターのピーター・マコーマック氏によると、ビットコインへの新規参入が継続的に増加しており、今後3年から5年は続くとみる。ビットコイン決済大手のビットペイで最高商業責任者を務めるサニー・シン氏も同様の主張をしている。
グーグルトレンドを見ると、個人投資家のFOMOが急増していることが分かる。このため、さらに短期的に価格上昇が起きるかもしれない。

(出典:グーグルトレンド「検索ワード:Bitcoin」)
2020年に、「Bitcoin」という検索量は、2017年のバブル時と比較すると少なかった。ただ、昨年末から急激に上昇していることが分かる。
これは個人投資家のビットコインへの理解が高まっているせいなのか、単に価格が上昇しているから注目が高まっているせいなのかはまだ不明だ。何れにせよ、ビットコインが広く普及し始めてることは事実だろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン