ニューヨークのメトロポリタン商業銀行(MCB)の持ち株会社であるメトロポリタン銀行ホールディングスは9日、仮想通貨部門から完全に撤退すると発表した。

同社は声明で、今回の決定は「仮想通貨業界の最近の動向に関係したもので、仮想通貨関連ビジネスへの銀行に関する規制状況の変化もある」と明らかにした。

MCBによると、財務的な影響はほとんどないと予想している。現在、仮想通貨関連の機関投資家4社を顧客に持ち、総収入の約1.5%、総預金の6%を占めているという。

専門家は、来年には米国の規制当局が仮想通貨業界に対する監視が強化されると予測している。特に、証券取引委員会、財務会計基準審議会、内国歳入庁は、仮想通貨の規制と監視を強化しようとしている。

1月3日、連邦準備制度理事会、連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)は、2022年の混乱を踏まえ、仮想通貨に関する共同声明を発表した。