バイナンスのネイティブトークン「バイナンスコイン(BNB)」の上昇が続く中、バイナンス・スマート・チェーン(BSC)の開発者たちが、このトークンのデフレモデルを維持し、その本質的価値を向上させるためのさらなる方策を提案した。

新たな「バイナンス・エボリューション・プロトコル(BEP-95)」によれば、BSCの開発者たちはガス手数料の一部をリアルタイムに焼却する仕組みを導入してBNBの供給量を減らし、需要を増加させることでBNBの価値を押し上げることを検討している。BEPによれば、BSCのガス報酬をディスパッチする方法はBNB保有者が決定する。

金曜に提案を発表したBSC開発者たちは、新しいBEPでは、バリデーターやデリゲーターがステークから得るBNBの総量が減少する可能性があることを指摘した。この焼却の仕組みは、ガス手数料を回収するための2つのシステムスマートコントラクトに対し、統治可能なパラメーターを導入することで可能になる。

17年にバイナンスによって生み出されたBNBは、意図的に設計されたデフレトークンである。つまり、バイナンスはトークンの価値を維持するため、3ヶ月ごとにBNB供給量の一定割合を焼却している。バイナンスはBNBの当初供給量の50%が焼却され、1億枚まで減った時点で、BNBの焼却を中止する。

最新のBNBトークンの焼却は先週月曜に実施され、この17回目の四半期焼却でバイナンスは133万5888BNB(6億4000万ドル)を焼却した