NEM.io財団が8日、組織再編に関する進捗を報告し、プロダクトに特化した体制への移行のための資金などとして、2500万ネム(XEM)を受け取ったと発表した

先月20日、コミュニティのキーパーソン達が管理するファンドの蓄えから、計2億1000万XEMがNEM.io財団に対してリリースされる事が決定。その第1弾として、7日に2500万XEMを受け取った。財団によると、以下のような用途に用いられることになる。

「このファンドはNEM.io財団の新たな製品フォーカス型そして営利型の体制へ移行するための、プロセスや組織を作るための運営資金として使います。」

また、NEM.io財団は、移行チームの設置も発表。全従業員による月次または週次の報告や全従業員に対する評価システムの導入などが挙げられている。

NEM.io財団は1月、XEM価格が高かった時は非効率的な組織は問題にならなかったものの、「『仮想通貨冬の時代』においては大きな問題になる」という認識を示し、組織再編を発表。NEM.io財団の代表アレックス・ティンズマン氏は、組織再編に向けた提案についてはすぐにシェアをすると述べていた。

一方、処理速度やセキュリティの大幅向上が期待されるカタパルトに関しては、月末には財団が立ち上げ計画を発表するという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 NEM Foundation Releases Restructuring Plan Amid Financial Difficulties