米ナスダックのCEO「仮想通貨にはグローバル通貨になる可能性がまだある」

ハイテク株で構成されるナスダックのアデナ・フリードマンCEOが21日、「仮想通貨にはグローバル通貨になる可能性がまだある」という見解を示した。

今週スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に登壇するのを前に、フリードマン氏は米ビジネス系SNSのリンクトインで、AIや宇宙、IPOなどのテーマと並列で仮想通貨に注目していると発表。「典型的な発明品のライフサイクルの第一段階」を突破した仮想通貨には、1.インターネットのように普及する可能性 2. 普及せずに、価値交換手段としての商業利用も進まない可能性のどちらかが待ち受けると指摘した。ただ、「世界で最も洗練された投資家の一部」がここ数年デジタル通貨に投資していることなどを無視できないと主張。次のように続けた。

「この発明自体はかなり天才的で創造性が高い。我々の経済において持続的な未来を見つける機会を持つに値する」

その上でフリードマン氏は、ガバナンスと規制の透明性が今後の鍵になると指摘。「確かに分散型で支配者のいないグローバル通貨という最初の意図とは矛盾するかもしれない」としつつも、透明性と公平性は取引所にとって信用を勝ち取る上で重要で、そのためには一定レベルの監視と規制が必要という見方を示した。

仮想通貨支持派として知られるナスダック。フリードマン氏は昨年4月、「確かに将来的にはナスダックは仮想通貨取引所になることを検討するだろう」と発言した。今月8日にはナスダックのシステム使用の仮想通貨取引所DXエクスチェンジが取引を開始した

ナスダックとは、世界最大の証券取引所の一つ。ナスダックの正式名称は店頭銘柄気配自動通報システム。1971年に設立され、ニューヨークに本社がある。この取引所は、ソフトウェアやエレクトロニクス、デバイスなどのハイテク企業の株式をカバーする。同社の活動は米証券取引委員会(SEC)によって規制されている。ナスダックは仮想通貨取引に積極的な姿勢を見せている証券所の一つでもある。

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