麻生氏が金融担当大臣続投 仮想通貨に対しては柔軟な舵取りか

政府は11日、内閣改造を発表した。金融庁を担当する金融担当大臣は麻生太郎氏が続投することになった。G7では仮想通貨リブラに前向きな発言をしたとも評価されている麻生氏が、仮想通貨分野を引き続き担当することになる。

麻生氏は先週開催されたカンファレンス「FINSUM」で講演し、フェイスブックの独自仮想通貨「リブラ」のような新しいデジタル通貨に対応するため、「従来の枠組みやアプローチに頼ることなく、新しい取り組みが需要となる」と強調。「後手を踏むことがないように、タイムリーな対応が必要だ」と語った。

麻生氏は、欧米の規制当局者のようにリブラについて単純な拒否反応を示していない点で、海外メディアからも評価されている。今年7月にフランスで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議では、リブラについて次のように発言している。

「利用者は、(リブラを)国際送金などで使いやすいと考えるのではないか。現在のシステムより安いからだ」

フォーブスは7月末、麻生氏の発言についてG7の中で「最も心が広い」と高く評価。「リブラやほかのデジタルマネーの確信に対してドアを閉めるのではなく、より安定性があり、信頼性がある業界に導くようにサポートとしようというものだ」と総括した。

また今回の内閣改造では、IT政策担当大臣に竹本直一氏が就任した(科学技術担当などと兼任)。

竹本氏は昨年7月に発足した「新型通貨の適正利用を考える議員連盟」の会長を務めていた経験がある。