米投資銀行モルガンスタンレーが富裕層や法人顧客向けにビットコイン投資商品を販売するようだ。早ければ4月から同社資産運用部門に200万ドル以上預ける顧客へ開放するという。米CNBCが独自情報として伝えた。
モルガンスタンレーの資産運用部門は400兆円以上の顧客資産を運用。現在ゴールドマン・サックス、JPモルガンチェース、バンク・オブ・アメリカは担当者が顧客にビットコインへの投資を勧めることを行っていない中で、米銀として初の動きとなりそうだ。
報道によるとモルガンスタンレーは担当者に送った社内メモで、米仮想通貨ファンドギャラクシーデジタルによる「Galaxy Bitcoin Fund LP」「Galaxy Institutional Bitcoin Fund LP」と、資産運用会社であるFSインベストメンツと仮想通貨投資企業のニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(New York Digital Investment Group, NYDIG)が共同運用する「FS NYDIG Select Fund」を顧客に提供するという。
ただし同ファンドを購入できるのは少なくとも200万ドルの資産を同行に預ける富裕層か500万ドルを預ける法人客のみ。いずれの場合も口座の開設から6ヵ月以上経過している必要がある。
さらに米国認定投資家に対してもビットコインへの投資を純資産総額の2.5%に制限している。
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