CI Global Asset Management(CI GAM)は8日、ビットコインETFである「 CI Galaxy Bitcoin ETF 」の販売を9日にも始めると発表した。仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルの資産運用部門であるギャラクシー・デジタル・キャピタル・マネージメント(GDAM)がETFのサブアドバイザーとして取引を執行する。

今回のビットコインETFはブルームバーグ・ギャラクシー・ビットコイン・インデックスを使用して価格を決定し、ビットコインに直接投資できるようにする。

すでにパーパス・インベストメントが同様にビットコインETFを開始しているトロント証券取引所(TSX)で扱われる。既報のように、パーパス社のビットコインETFは開始直後から大きな運用額を生んでいる。ギャラクシー側も同時期に申請していたようだ。

GDMで資産運用責任者を務めるスティーブ・クルーズ氏はリリースの中で「新しいデジタルアセットクラスは成長と多様性を提供している」として、次のように述べた。

「CIギャラクシービットコインETFは、従来の投資家がビットコインへのエクスポージャーを得るためのシンプルで安全なアクセスポイントを提供する。」

GBTCのマイナスのプレミアムが記録的反発

ビットコインに対する機関投資家の需要は、最近の一時的な調整やネガティブな報道があっても変わっていない。ゴールドマンサックスの最近の調査では同社の40%の顧客がすでにビットコインに投資しているという。

一方でETFブームは、市場に新たな競争をもたらしている。特にグレイスケールが提供するビットコイン投資信託(GBTC)は現物価格に対して、2%安くなっている。

GBTC premium chart. Source: Bybt

先週はGBTCが13%という記録的な安値で取引された。アナリストは過去の例から、マイナスのプレミアムはビットコイン価格の強気相場につながると指摘する。

GBTCの購入者は2%の管理手数料を支払う必要があり、これは現在承認されているETFよりも高額だ。

CI GAM親会社であるCIフィナンシャルのカート・マックアルパインCEOは「我々のETFは、高い競争力のある価格帯やCI、ギャラクシーのオルタナティブ投資やデジタル資産に対する実績から際立っている」と自信を見せている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン