モンゴルの大手銀行はまもなく、カストディ(保管)や預金、送金、ローンなどの仮想通貨(暗号資産)サービスの提供を開始することになる。

DDailyの報道によると、元サムスンの開発者によって設立されたブロックチェーン企業HexlandとDelioは、ウランバートルに拠点を置くモンゴル貿易開発銀行(TDBバンク)と協力を開始することで合意した。モンゴル貿易開発銀行は、モンゴルでもっと古い銀行の1つであり、全国に50の支店を持ち、総資産ではモンゴルの銀行の中で第2位にランクしている。

またこの合意にはモンゴルのブロックチェーン企業であるMDKIも参加している。MDKIは仮想通貨マイニングも手掛けており、大手マイニング企業ビットフューリーがパートナーとなっている。

モンゴル貿易開発銀行は、主に企業クライアントに焦点を当てている。そのポートフォリオには400以上のモンゴル企業が含まれており、プロジェクトローンや貿易ローン、金融コンサルティングなどのサービスを提供している。

一方、Hexlandは、ブロックチェーンのスマートコントラクトの開発や、ウォレット開発などのサービスを提供している。

Delioの関係者は、今回のパートナーシップを通じて、「私たちは世界の暗号資産の金融市場に参入するために本格的に取り組む」と述べている。しかし、今回の提携によって、正式にいつから仮想通貨さ0bスを提供するかはまだ決まっていない。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン