ブロックチェーン企業リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOがフィナンシャル・タイムズのインタビューに答え、XRP売却はリップル社の利益に大きく貢献しているという見方を示した。

「(もしXRP売却がなければ)我々は利益を出していないし、キャッシュフローがポジティブになっていないだろう」

リップル社によるXRP売却に対して批判的な投資家も多い。昨年8月には「XRPの投げ売りをやめろ」とリップルコミュニティーの一部がリップル社に抗議をした。

今回のフィナンシャル・タイムズの報道を受けて、仮想通貨アナリストのルーク・マーティン氏は、「XRPを投げ売りすることでリップルは生き続けている」とコメントした。

マネーグラム、XRPを一時売上高で計上

一方、昨年6月にリップルと戦略的な提携関係を結んだ米送金大手マネーグラムは、一時、リップル社からの資金供給を売り上げとして計上していことが明らかになった。

2019年の第4四半期(10-12月期)決算の中で、マネーグラムはリップルからの資金供給額を1130万ドル(約12億円)と報告。米証券取引委員会(SEC)と相談するまで売上高として計上していたが、現在は「リップルマーケット開発手数料」と分類されている。

翻訳・編集 コインテレグレフジャパン