元ゴールドマンサックスで仮想通貨投資会社ギャラクシーデジタルの創業者であるマイク・ノボグラッツ氏は、3日にブルームバーグTVに出演し、今回のビットコインの強気相場はまだ終わっていないという見方を示した。

ノボグラッツ氏は、しばらくは1万1000ドル~1万4000ドルで保合いが続くだろうと予測。現在は1万1800ドル付近で推移している(出典:CoinMarketCap)。ノボグラッツ氏は、年末にかけてはさらに一段と上昇するだろうと予想した。

「次に1万4000ドルまで上昇したとしても売らないよ。次は2万ドルだろう(中略)今後2、3週間で到達するとは思わない。第4四半期(10月~12月)の中頃か終わりまではないだろう」

ノボグラッツ氏は、今回の強気相場の背景にはフェイスブックのリブラ発表があり、VISAやマスターカードがコンソーシアムに参加している点をあげた。

「突然、大手企業が参戦していないという疑問が解消された」

またノボグラッツ氏は長期的にはビットコインがデジタルゴールどしてふさわしい地位を確立し、4万ドルかそれ以上まで上昇するとみている。

一方、イーサリアム(ETH)リップル(XRP)は、より多くの競争にさらされるだろうと予想。例えばイーサリアムは、「ウェブ3.0時代における分散型のスーパーコンピューター」になるという野望を叶えるにはまだ時間と技術が足りないと指摘し、今後2、3年の月日を要するだろうと述べた。

ノボグラッツ氏は5月、今回の強気相場でビットコインとアルトコインは同じ速度で上昇しないだろうと予想。イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)はユースケースを証明しないといけないと述べた

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