米仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルの創業者兼CEOを務めるマイク・ノボグラッツ氏は、現在のビットコインの上昇は機関投資家の動きによって支えられていると考えているようだ。

ノボグラッツ氏はBBCのインタビューで、世界中の政府がお金を大量に供給していることが「法定通貨の下落」とビットコインの急騰につながっていると発言。しかし、これよりも機関投資家が資金を大量にビットコインに注入していることがより大きな理由だとした。

特に大手企業が過去3年間で仮想通貨に対して態度を変えており、仮想通貨を買い占めていることで、利用可能なコインの供給量に影響を与えていると述べた。

「現在、米国では大手保険会社や、3億4000万人の顧客を持つペイパルのような企業がビットコインサービスを提供し、ビットコインを販売している。」

そして、「機関投資家が参入すると、十分な供給量がなくなる。(中略)そこには2100万を超える富裕層がいる」と話した。

仮想通貨投資家のラウル・パル氏は、ノボグラッツ氏のこうした強気な態度に反応。現在の傾向が続けば、ビットコインは2021年末までに「40万ドル〜120万ドル」に達すると予想する。パル氏は2020年11月に流動的資産の98%がビットコインとイーサに投資されていることを指摘したが、「まだ十分ではない」と今後より多くの流入を期待しているようだ。

ノボグラッツ氏は投資家のポートフォリオの配分についても、より強気になっている。

2020年11月以前はビットコインをポートフォリオの3%を配分すべきと発言していたが、12月には5%にすべきと上方修正している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン