ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーは、現物型ビットコインETFの承認が期待される中、保有するビットコイン(BTC)は15万8400BTCにまで買い増した。

11月1日の決算報告によると、マイクロストラテジーは、第3四半期以降に6067BTCを追加し、その中には10月に追加した155BTCも含まれている

マイクロストラテジーのフォン・レーCEOは、同社がビットコイン戦略を変更することはないと語った。「ビットコインの取得と保有への我々のコミットメントは、特に機関投資家の採用が増える可能性があるという前向きな背景を考えると、強固だ」

同社の四半期売上は前年同期比3%増の1億2950万ドルだったが、赤字を回避するには十分でなく、純損失は1億4340万ドルとなった。デジタル資産の減損損失と所得税が、純損失の総額のうち3360万ドルと1億0960万ドルを占めていたという。

ビットコインの価格は最近再び急騰しているが、第3四半期(7月1日から9月30日)には30,480ドルから26,970ドルへと11.5%下落した。マイクロストラテジーはこの下落期に、6067BTCを平均価格27,590ドルで購入した。

また同社は自社のAI統合ビジネス分析製品の位置づけに自信を持っており、ソフトウェアライセンスとサブスクリプションサービスが前年比16%と28%増加している。「ビットコインの追い風と我々のBIビジネスの成長を活用するため、マイクロストラテジーは適切な位置にあると考えている」とレー氏は語った。

マイクロストラテジーの株価(MSTR)は、アフターマーケットで2.7%上昇し、438ドルとなった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン