仮想通貨市場の強気の勢いは、2025年1月20日に予定されているドナルド・トランプ氏の大統領就任後に鈍化する可能性がある。

仮想通貨市場は、米国の選挙イヤーにおける歴史的な市場パフォーマンスをみせている。大統領選挙後の数週間、株式やビットコイン(BTC)などの仮想通貨は好調だ。しかし、トランプ氏が次期大統領が就任すした後に冷え込むとの見通しが出ている。

ブルームバーグと調査会社マクロボンド・ファイナンシャルのデータによると、特に現職の大統領が共和党員の場合に顕著だという。共和党は一般的にビジネスに優しいとみられており、選挙後の市場の高揚感を引き起こす。

シティの米国株式ストラテジストであるスコット・クロネート氏は、「S&P500が6100の年末強気シナリオを超えた場合(これは選挙日からの上昇率5%にあたる)、選挙後のラリーから戦術的にフェードアウトすべきだ」11月のリサーチノートで記したとされる。

ただデータは、大統領就任後の初期の調整後に市場パフォーマンスが回復することを示している。

Source: Eric Soda

選挙後のラリー

12月2日時点でS&P500指数は6047で、11月5日から約4.5%の上昇を記録している。

トランプ氏の選挙勝利後、仮想通貨は大幅な上昇を見せ、多くの人が彼の勝利が業界に利益をもたらすと述べている。特にビットコインの価格上昇が顕著で、選挙後に30%以上の上昇を記録した。ソラナ(SOL)も同様の上昇を見せた。

他のアナリストは、ビットコインのラリーが就任後も続くと信じているが、その過程で波があると予測している。ビットゲット・リサーチのリードアナリストであるライアン・リー氏によれば、BTCの価格は30%の調整を経て強気の流れを再開する可能性がある

「歴史的なデータの傾向は、ビットコインがサイクルの頂点に達する前に最大30%の調整がある可能性を示している」とリー氏は11月27日にコインテレグラフに語った。このような調整は、ビットコインを1BTCあたり約7万ドルに低下させる可能性がある。

Web3投資会社MVグローバルによれば、投資家は、仮想通貨の強気相場が2025年に続き、年の後半にピークを迎えると期待している。

Source: TS Lombard

弱まる相関関係?

バイナンス・リサーチによれば歴史的にビットコインは「米国株式、特に米国のテクノロジー株指数であるナスダックと密接に相関した高リスク資産とみなされてきた」が、最近数ヶ月でその関係は弱まっている

「2024年3月以降、ビットコインとナスダックの30日間の相関は0.46に低下し、過去5年間で最も低いレベルになっている」とバイナンスは述べた。MacroAxis.com のデータによると、イーサリアム(ETH)のナスダックとの相関はさらに高く、約0.66となっている。

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