米国上場のビットコインマイナーであるマラソン・デジタルの株価が、第2四半期の決算がウォール街の予想を下回ったことを受けて8%下落した。
ヤフーファイナンスのデータによると、マラソンは第2四半期の収益は1億4510万ドルだったが、アナリストが予想していた1億5790万ドルより約9%低かった。ただ8月1日に発表された決算によると、マラソンの収益は前年同期の8170万ドルから78%増加していた。
決算の発表後、MARAの株価は7.78%下落し、取引終了時には18.14ドルとなった。MARAの株価は過去30日間で19.59%下落している。

4月にビットコインの半減期があったため、マイニングの運営コストが上昇し、ビットコインマイナーが苦戦したことが背景にある。マラソンは運営費を賄うためにビットコイン(BTC)の51%を売却したことを明らかにしている。
決算によると、2024年第2四半期にマラソンがマイニングしたビットコインの平均価格は前年同期比で136%高かった。また、マラソンは平均して1日あたり22.9BTCを採掘しており、前期と比較すると1日あたり9.3BTC少ない。
マラソンが市場予想を下回るのは2四半期連続であり、第1四半期にも予想に達しなかった。5月9日に発表された第1四半期の収益は前年同期比で223%増の1億6520万ドルであったが、投資分析企業ザックスの予想していた1億9390万ドルを14.80%下回った。
ライバルの仮想通貨マイニング企業であるライオット・プラットフォームズは、7月31日に発表された決算によると、2024年第2四半期の収益が7000万ドルで、前年同期比で8.8%減少した。ライオットの収益は市場予想にかなり近く、ザックスの予想を0.63%下回っただけであった。