メーカーダオのCTOが組織を去る、自律分散型組織の理想めぐり同僚と衝突

メーカーダオ(MakerDAO)を去ったアンディー・ミレニウス元CTO(最高技術責任者)が、組織の内部分裂に対する懸念を示した手紙を公開した

メーカーダオは、分散型のアルゴリズムで価値の安定化を測るステーブルコインDAIの背後にある企業。「ダオ」は、自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization)を意味する略称となっている。中央集権的な階層管理を行わず、フラットな関係の個人による集団で意思決定を行うことを目指している。

分散型自立組織の理想を掲げるミレニウス元CTOは、伝統的な企業の効率性を重んじる同僚と衝突したという。例えば、クリステンセンCEOについて組織をコントロールしようとしたとして批判した。

ミレニウス氏は、コインテレグラフ に対して手紙が本当だと確認し、すでにメーカーダオのCTOではないことを認めた。

一方、元COOのマット・リチャーズ氏は、ミレニウス氏を批判。次のように述べた。

「アンディーにとっては金融システムを作り直すことだけでは不十分だった。仕事の仕方も変えなければならなかった(なぜ違う必要があるのか彼は知らない。ただ、必要だということだけだった

ミレニウス氏は、「カッコ悪くて不公平」であったら、階層化による組織の効率化は受け入れられないものだったという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 MakerDAO CTO Departs, Points to Internal Conflicts