イギリスの平均的な暗号資産保有者は若くて、男性であり、そしてホドラーである。そして、彼らは仮想通貨を「楽しい投資」だと考えている。これは、イギリスの歳入関税庁(HMRC)が市場調査会社カンタ―UKの協力を得て実施し、発表された調査の結果だ

この調査では、定量的なアプローチにより、暗号資産の保有率、保有する種類と金額、個人が暗号資産を購入する際に利用するプラットフォームについて明らかにすることを目指した。この調査は、713人の暗号資産所有者を含む、英国の成人5916人をサンプルとするアンケートで構成されている。

この調査によれば、イギリス国民の10%が仮想通貨を現在保有している、もしくは過去に保有していたことがあり、55%が一度も売却したことがない(成人人口の5%に相当)という。現在、5000ポンド(約80万円)以上の仮想通貨を保有しているのは7%のみで、現在の所有者の52%は1000ポンド(約16万円)の保有に留まっている。他の重要な発見は驚くことではない。仮想通貨の所有者の年齢層はより若い傾向があり、ほとんどが男性だ(69%)。

重要なポイントは、68%の所有者が最も頻繁に「集権型取引所」から仮想通貨を取得し、81%がこれらの取引所を通じて資産の売却や交換を行っている。

所有者の大多数は、過去1年間に暗号資産を処分した際に利益を出したと報告し(63%)、14%は損失を出したと主張している。この調査は2021年2月から2021年6月の間に実施されたため、このデータは2020年に帰属するものだ。