26日の仮想通貨相場は、大幅に下落した。ウィンクルボス兄弟が申請していたビットコインETF(上場投資信託)が米国証券取引委員会(SEC)に拒否されて以降、ビットコイン(BTC)を中心に下落。ビットコインは心理的な節目となる8000ドルを割った。

 ビットコインは、執筆時点で7925ドルと過去24時間で約3.7%の下落。心理的節目となる8000ドルを下回った。

 明け方にウィンクルボス兄弟によるビットコインETF申請がSECに拒否されたというニュースが飛び込んできたのを嫌気した形だ。ウィンクルボス兄弟のビットコインETF申請が拒否されるのは2回目となる。26日には、ブロックチェーン・キャピタルのパートナーであるスペンサー・ボガード氏が、「ビットコインは上昇する理由を探っている」という強気発言をしたが、持ちこたえられなかった。24日にビットコインが8000ドルを突破したのはビットコインETFに対する期待が高まったからというのが大方の見方だった。

 またイーサリアム (ETH)は、執筆時点で約2%下落して464.77ドルで推移している。仮想通貨相場全体の時価総額は、約2910億ドルと3000億ドルを下回った。