南米ベネズエラのマドゥーロ大統領は、政府発行の仮想通貨ペトロを復活させるための施策を訴えた。複数のメディアが報じた。
マドゥーロ大統領は、税金や光熱費などをペトロで支払うことを提案。また首都カラカスからの飛行するための燃料にもペトロを使うように呼びかけた。
「ベネズエラの国営石油会社(PDVSA)が国際線向けに販売する全ての燃料は今後ペトロで支払うことを命ずる」
ペトロは2018年初頭にベネズエラが発行した世界で初の官製の仮想通貨。法定通貨の価値が暴落する中で、マドゥーロ大統領が経済を立て直すために始めた。ただ、これまで結果を出せていないのが現状だ。
マドゥーロ大統領は、改めてペトロを使った経済立て直しを主張した。
「新たな経済への道を切り開いている。古いプロトコルと官僚主義を打破する」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン