元デジタルカレンシーグループの投資家であるトラビス・シャー氏やシルパーレイク・パートナーズの共同創業者のグレン・ハッチンズ氏、そして彼の息子であるジェームズ・ハッチンズ氏が、新たなベンチャーキャピタルの仮想通貨ファンドを支援していると報じられている。

ヤフー・ファイナンスの報道によると、このファンドは「伝説の投資家」であるポール・チューダー・ジョーンズ氏やラッパーで俳優のLL・クール・J氏、元ペプシコCEOのインドラ・ノイイ氏などの投資家から約7200万ドルを調達しているという。ファンドはニューヨークに拠点を置く会社ノースアイランドベンチャーズを通じて管理される。

シャー氏はツイッターで「我々は仮想通貨が世界中にある問題に対して、いくつかのソリューションを提供してくれると信じている。我々の使命はこのソリューションを実現する起業家を支援することだ」とコメントした。

ノースアイランドはすでに、このファンドで人気ブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ」を開発するダッパーラボやスマートコントラクトプロトコル「アルゴランド」の創設者によって作られたプロジェクト「Axelar」、そして二酸化炭素排出量の削減に取り組むプロジェクトに資金を提供することを目的としたブロックチェーンベースのマーケットプレイス「Nori」を含む、7つの異なる企業に投資していると報じられている。シャー氏は、他の企業も近日中に発表されるとしている。

ハッチンズ氏が創業者したシルバーレイク・キャピタルは最近のゲームストップ騒動で株価が上昇したAMCの主要投資家だ。1月30日のロイター通信の報道によると、シルバーレイクはAM株を19.90ドルの年初来高値の際に売却し、7億1300万ドルを得ている。株価はその後7ドル付近まで急落している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン