ビットコイン(BTC)が2万3800ドルの新しい過去最高値を記録した一方、ライトコイン(LTC)やドージコイン(DOGE)といったアルトコインも好パフォーマンスをみせている。

多くのアナリストは時価総額上位のアルトコインの上昇はは、ビットコインの値動きと関係していると指摘。過去のデータをみると、BTCが強気サイクルにあるときは、BTCとあるtコインが連動する傾向がみられた。

アルトコインにおいても上昇の勢いを見せ始めており、トレーダーはBTCのトレンドの強さにさらに自信を深めているようだ。

12月中、特にBTCが1万8000ドルから1万9400ドルのレンジから抜け出すのに苦戦したため、アルトコインはビットコインに対して停滞していた。

当時、ビットコインが継続的に1万9400ドルから反落したため、仮想通貨市場の取引高は減少していた。そのため、取引高の大部分はBTCに向けられ、アルトコイン市場は一時的に取引活動が停滞していた。

LTC/USDT 4時間チャート. 出典: TradingView.com

BTC2万ドル突破で、アルトコインへの関心も再燃

歴史的に(2011~14年の時)、ビットコインの大幅な上昇の後、アルトコインは急騰する傾向がある。この時に上昇した仮想通貨には、ライトコインやドージコイン、XRPなどが含まれている。

このアルトコインの上昇の主な理由の1つは取引高だ。トレーダーは、アルトコインを引き下げるのが好きで、短期間のうちに取引高が急上昇し、ボラティリティも大きくなる。

これらの仮想通貨で上昇が始まると、その勢いは通常、ほかのより時価総額の小さいアルトコインよりも長く続く。

一例として、ライトコインは過去7日間で57%以上の上昇を示した。同じ期間にビットコインは34%の上昇となっている。

アナリストが指摘するポジティブなトレンドは、アルトコインが2017年のように極端なボラティリティを示していないことだ。あるトレーダーはツイッターで次のように指摘している

「2017年にはBTCが5%動くたびに、アルトではパニックが起こっていた。酷いものだった。BTCが4%動けば、アルトが25%下落した。当時はテザーやステーブルコインが存在していなかったため、BTCとアルトのどちらかにしなければならなかった」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン