LINEは11月20日、開発者向けプラットフォームである「LINE Blockchain Platform」を発表した。

11月20日に開催されたLINEの開発者向けカンファレンス「LINE Devloper Day 2019」の中で公表した。LINEの仮想通貨・ブロックチェーン子会社LVCの永井幸輔氏による「仮想通貨と規制」についてのセッションの中で説明された。

出典:“Custody / KYC / AML regulations on crypto world”

公表されている資料によれば、開発者向けにユーザ―鍵管理やアンチマネーロンダリグ(AML)/ 本人確認(KYC)のソリューションを提供するもののようだ。

出典:“Custody / KYC / AML regulations on crypto world”

セッションに参加したniwatako氏のブログによれば、今回の開発者向けプラットフォームは来年春の改正資金決済法施行を見越した動きという。

来年春からウォレットサービスのような仮想通貨カストディにも交換業のライセンスが必要になる。まだ規制範囲などは金融庁からガイドラインが示されていないが、仮想通貨業界に幅広い影響があるとみられている

そこで、仮想通貨交換業のライセンスを持つLVCが開発者向けにウォレットサービスやKYCソリューションを提供。イノベーションと規制の問題を解決する狙いのようだ。

またプラットフォーム上で様々なトークンを作ることもできるようになるという。