エルサルバドル議会は、1億5000万ドルのビットコイン信託を作成し、仮想通貨インフラやサービス開発をサポートする法律を可決した。

法案は8月31日に可決された。このビットコイン信託は、ビットコインと米ドルとの交換を容易にし、BTCが幅広く採用されるのを可能にする重要な技術インフラの展開をサポートするのが狙いだ。

エルサルバドルではビットコイン法の施行が来週に迫っている。この法律が施行されれば、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨となる予定だ。エルサルバドルでは現在、米ドルが法定通貨として使用されている。

エルサルバドル開発銀行が、この信託の運営を監督するために任命された。

この信託の1億5000万ドルは、中米経済統合銀行からの5億ドルの融資の一部が使われている。

これらの資金のうち、2330万ドルは仮想通貨ATMの設置をサポートするために割り当てられる。ATM設置で、現地の市民がビットコインと米ドルを交換できるようにする。政府のデジタルウォレットである「Chivo」採用のためのインセンティブにも3000万ドルが使われる。

エルサルバドルのブケレ大統領は6月、Chivoウォレットをダウンロードするエルサルバドル市民に30ドル相当のビットコインをエアドロップすると発表していた