仮想通貨(暗号資産)ハードウェアウォレットを手掛けるレジャー(Ledger)は6月5日、ユーザーが自らのデバイスを分散型取引所(DEX)のDeversiFiに接続できるようになったと発表した。
ハードウェアウォレット+DeFi
この統合の結果、レジャーは分散型金融(DeFi)の分野へと参入するハードウェアウォレットメーカーの草分けとなった。
レジャーのユーザーは、自らの秘密鍵のコントロールを維持しながらも、手持ちのデバイスから直接仮想通貨を取引し、取引を承認し、メッセージに署名することができるようになる。
DEXは一般に、競合のカストディアンよりも信頼できると考えられているが、より優れたセキュリティは、より低い流動性という犠牲の上にもたらされる傾向がある。しかしレジャーのプレスリリースは、ユーザーは「即時決済」と「深い流動性」を手にすることになると主張している。
流動性の問題の可能性について尋ねると、レジャーの広報担当者はコインテレグラフに対して次のように回答した。
「この先数カ月でレジャーは、取引する場所に関わらず、全員がNanoを使って利用できる、購入やスワッピングなどの新しい機能をローンチする予定である。どの取引所でも、コインによって流動性は異なる。我々はDEXの流動性を必ずしも問題とは考えていない」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン