ブラジルとラテンアメリカ最大のデジタルバンクであるNubankは、パクソスと提携し、同行の顧客がNubankを通じて直接仮想通貨を売買・保管できるようにしたと発表した。

新しい仮想通貨取引サービスの開始とともに、Nubankは、純資産のおよそ1%をビットコイン(BTC)に割り当てることを発表した。

「この動きは、地域の金融サービスをディスラプトするビットコインの現在および将来の可能性に対する同社の確信を強めるものだ」

コインテレグラフに送られたNubankの声明によると、ビットコインとイーサリアム(ETH)の購入は0.20ドル(または1BRL)から可能で、5月に利用可能になる予定。仮想通貨投資サービスは6月末までに完全に実装される。

Nubankの創設者兼CEOのデヴィッド・バレス氏は、「仮想通貨がラテンアメリカで成長していることは間違いない」と強調。「私たちは市場を注意深く観察しており、この地域には変革の可能性があると信じている」と語った。

Nubankは仮想通貨との統合は、この成長市場へのアクセスを拡大・改善することを目的としており、顧客が新規口座開設や現金移動の必要なく、アプリを通じてデジタル通貨の購入、保有、売却ができるように複雑さと摩擦を解消できるという。

同社は、将来的に取り扱い通貨を拡大する計画だが、どの資産が含まれるかについては明らかにしなかった。

Nubankはブラジル国内だけで5,000万人以上の顧客を抱えていると言われている。