仮想通貨取引所クラーケンのOTC(店頭取引)部門トップであるネルソン・ミニアー氏は、ポッドキャストの「The Scoop」に出演し、1ヵ月あたりのOTC取引量が昨年の始めの頃と比べて20倍増加したことを明かした。
ミニアー氏は、取引量の詳細については話さなかった。クラーケンの2018年の取引量は850億ドルで、OTCの取引量は「それよりかなり下回っていた」。OTC取引で人気の通貨はビットコインとイーサリアム。ビットコインキャッシュ、モネロ、テザーがトップ5に入っているという。
8月に入って取引量が低調なビットコインだが、ミニアー氏は「ビットコインに対する需要が減る兆候は見ていない」と発言。また、2019年5月の半減期でビットコインの供給量が半分に減ることに注目していると述べた。
ビットコインの取引を承認するマイナーに対する報酬は、21万ブロックごとに半減される。1ブロックあたり報酬50BTCで開始し、これまで2回半減が行われた。現在の報酬は12.5BTCで、報酬が6.25BTCになる次の半減期は、2020年の5月17日と推定されている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版