著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

クラーケン・インテリジェンスは、毎週、9個のチャートを更新して歴史的な相場の天井と現在地の距離感を定点観測している。

ネガティブなヘッドラインが集中して急落したビットコイン相場だが、ビットコインの「ストック・フロー分析」によると、2017年/2018年のバブル後よりも売られ過ぎの水準にある。

①イーサリアム対数回帰レインボー

イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。

イーサリアム対数回帰レインボー  出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily

例えば、もし2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線(Band8)を辿ると、今回のサイクルの天井は1万6000ドル付近になることが分かる。

執筆時点のイーサリアム価格は2618ドル。Band4(1678ドル)とBand5(2883ドル)の間にある。先週の急落時、Band4がサポートになった。もしBand5を突破できれば、第3四半期にかけて反発に期待できるかもしれない。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。