仮想通貨取引所クラーケン、機関投資家向けサービス提供企業を買収 データやツール提供を強化

サンフランシスコ拠点の仮想通貨取引所クラーケンは、仮想通貨の機関投資家向け会計およびポートフォリオ照合サービスプロバイダーのインターチェンジを買収した。7月31日にプレスリリースで発表した。クラーケンのエンドツーエンドの仮想通貨取引および照合プラットフォームを構築するのにつながるとしている。

インターチェンジの共同創設者のダン・ヘルド氏とクラーク・ムーディ氏は、仮想通貨残高とポートフォリオ最適化の監視およびリポートに特化したツールを仮想通貨ヘッジファンドやアセットマネジャーなどに提供し、インターチェンジを発展させてきた。

インターチェンジのソフトウェアを使用する機関投資家は、米ブティック型金融サービス企業のMGストーバーなど60を超えるとされる。

機関投資家にデータやツール提供

クラーケンは、今回の買収で、現プラットフォーム「クリプトウォッチ」とインターチェンジの機能を組み合わせることで、機関投資家向けに過去およびリアルタイムのデータ、高度なチャーティング、マルチエクスチェンジ取引処理、リサーチ、市場洞察、会計およびポートフォリオ最適化ツール、仮想通貨インデックス商品などを提供していく。

ヘルド氏は、同日に公開されたインタビューの中で、機関投資家の仮想通貨投資への参入についてコメントしている。ヘルド氏によれば、2017年の急騰の後、ヘッジファンドらは「ビットコインとブロックチェーンのファンダメンタル」により焦点を当ててきているという。「相関性がある資産クラスの多様化に関して、多くが厳しい教訓を学んだ。仮想通貨の冬の時代を生き残ったヘッジファンドらは今、もっと成熟し、洗練されている」と述べている。

またムーディ氏は、ファンド側の戦略や資金配分方法が多様化していると指摘。より大規模な機関投資家がより覆うの資本を注入するにつれて、高度なデリバティブを含む新しい仮想通貨の金融商品が登場するだろうと予測している

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版