ソフトバンクのブロックチェーン決済サービス開発、韓国LG傘下の携帯キャリアが参画

 韓国LGグループ傘下の携帯キャリアLGユープラスは13日、グローバルパートナーであるソフトバンク及び台湾の遠傳電信(ファーイーストン)、米国のTBCAソフトと、ブロックチェーンベースのクロスキャリア国際決済サービスに向けた覚書を締結した。コリア・タイムズ紙が16日伝えた

 同社はキャリアの違いを意識することなく、別のキャリアユーザーと決済を行うことが可能になる、としている。

 コリア・タイムズによると、LG ユープラスとパートナーが開発するブロックチェーンベースのクロスキャリア決済システム(CCPS)の試験は2019年初頭に予定されている。

 CCPSはブロックチェーン技術を使用し、キャリア間のスピード決済が可能となる他、クレジットカード手数料が発生したり、自国通貨で請求される際に為替変動リスクを受けたりすることを避けることができる。

 例えば、LGユープラスの加入者が携帯電話を使って日本や台湾で買い物をしたり、逆に台湾の遠傳電信の加入者が日本や韓国で同じようなサービスを享受したり、といったことが可能になる。

 TBCAソフトの創設者兼CEOのリン・ウー氏は、クロスキャリア決済システムは、初めて計画された独自のブロックチェーンベースのソリューションで、「同一性と認証」に特化したものは他にない、とコリア・タイムズに語った。

 ソフトバンク、遠傳電信、TBCAソフトの3社は、2017年後半に設立された通信事業者によるグローバルブロックチェーンコンソーシアム、「キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)」の初期メンバーである。CBSGは今年7月、メジャーなグローバル通信事業者が6社加入し、国際送金サービスにフォーカスした新しいワーキング・グループも発足したと発表している。

 ソフトバンクは先週、シンクロノスやTBCAソフトと共同で、SMSや電子メールといった従来のレガシーメッセージングサービスからピア・ツー・ピアでグローバルに送金を行う概念実証に成功したことも発表している。